続くといい、日記

ピンチョス(アヒージョ)の日記

定期券の本質と自由に感謝(23-6-24)

 

大学での諸用が想像よりだいぶ早く終わって嬉しい。2時間ほどかかるのを覚悟したら30分弱で終わってしまったので、帰りに適当に寄り道することにした。

定期券の本当の価値は、家とキャンパスを無料で往復できることじゃなく、家とキャンパスの間ならどこでも途中下車できてしまうことにあると思う。帰り道に適当な駅で降りて、駅前の商店街を散歩して電車に乗るのを3回繰り返した。

 

「車窓から見えるデカいカフェのメニューが気になるだけで下車しちゃうぜ」と思って意気揚々と電車を降りる。この時の多幸感は「カフェのメニューを見れる」ことじゃなく、「特に用はないけど下車して、時間を使ってしまえる自由さ」からくるもので、つまり心に生まれた隙間を楽しんでいるに過ぎないのだけど。

 

いざ下車してみると、知らない街過ぎて面白い。近隣住民の衣食住やエンタメの全てが駅前に詰まっているからか、23区の端の街は新宿とか渋谷とも違う雑多さがある気がする。安い天丼屋とパチンコが隣り合っているのをみると、パチンコで負けたおじさんが天丼を貪る背中を想像して勝手に哀愁を感じてしまう。他人は好きじゃないけど、散歩を通して他人の生活を垣間見るのはちょっと楽しい。

 

帰ってからテストの勉強をするはずが、犬の顔をみると全部どうでもよくなってしまい、気がついたら夜になってた。多分ゲームとかしてたはず。この何してるか自分でもわからん時間って死ぬほど勿体無いし、俺が「いつ絵描いてるんだ?」と思ってる人はこういう時間がないんだろうな。